手術看護に関する研修会のご報告
開催日時
- 2023年2月25日(土) 9:30~13:30
開催方法
- Web研修
参加者数
- 67名
テーマ
- ポイントを押さえて苦手克服!「アラームなんか怖くない!モニターの見方の基本と看護」
目標
- 周術期管理モニタリングについて、基礎知識が理解できる
- モニターの数値からアセスメントし看護を提供できる
研修内容
ZoomによるWebセミナー
- 講演
「術中モニタリングの基礎
~モニタリングを手術看護につなげる~」
東北大学病院
診療看護師 高野 淳 先生 - 講演
「みんなの周術期モニタリング
~手術室・病棟・外来 どこでも必要な観察ポイント~」
独立行政法人
国立病院機構 呉医療センター・中国がんセンター
中央手術部長・麻酔科科長
讃岐 美智義 先生 - 講演
「血液ガス分析の基礎
~明日からあなたも中級者!~」
独立行政法人
国立病院機構 仙台医療センター
麻酔科
手術管理部長 吾妻 俊弘 先生
昨今の新型コロナウィルス感染状況を鑑みて、今後の研修会のあり方を検討することも踏まえて今回全面Web開催と致しました。Web開催の利点で東北地区はもとより、全国各地からご参加を頂きました。 皆様のご理解とご協力のもと、無事に開催できましたことを、まずは心より感謝申し上げます。
3人の講師の内、お一はご都合で事前の録画での講義となりましたので質問は叶いませんでしたが、ほかお二人の先生にはチャット機能を使用した質問にもお答えいただき、オンライン上ではありましたが双方向の研修が出来たかと思います。
周術期のモニタリングについては、看護師の視点・麻酔科医師の視点からの解説を詳細に講義していただいたことで、日常行われている業務をより深く理解することができました。
血液ガス分析の基礎については、苦手意識の強いという声がよく聞かれる酸塩基平衡に関する内容を、丁寧にご講演いただき見るべき要点を整理していただきました。これからの業務に活用していくことが出来るのではないかと思います。
研修会の開催
方法に関するご意見では Web 開催またはハイブリッド開催を望むご意見が7割近くにもなりました。また、今後取り上げてほしいテーマについても 、多数のご意見を頂きました。 頂戴したご意見をもとに、今後も皆様にとって有意義な研修会の企画を目指して参ります。
手術看護に関する研修 2023/02/25 アンケート結果
-
- 具体的で実践に即した話で分かりやすかった 16名
- 基礎的な内容でありこれまでの復習になった 4名
- 特にセットポイントのところが理解できた
- 理解のステップが踏まれていてわかりやすかった
- 看護師目線でわかりやすかった
- 疑問が解決できた
- やさしい内容だった。
- 今まで見れていなかったポイントについて知ることができた。
- 細かいところまで振り返ることが出来た
- より深い内容で知らないことが多かったため。
- 知りたい内容だった
- 意識していなかった内容に初めて触れた部分もあるため今後理解を深めていきたいと思った。
- 経験を重ねていくと確認しにくい内容が、再確認できた。
- 看護の視点が加えられていたから
- モニタリングから読み取れる情報が少し理解できた
- 理解している事とあいまいに覚えていることの整理できた
- 基礎的な内容でありこれまでの復習になった
- 1年目の私には少し難易度が高かったため
- ペースが速かった
- わかりやすい資料だったが、看護につながる点がもっと知りたかった
- 具体的で分かりやすかった 23名
- 分かりやすい説明だった。ユーチューブも見てみたいと思った。
- 讃岐先生の話のテンポがとてもよかったし、ns に沿った解説でわかりやすく感じたため
- 讃岐先生の丁寧な看護師に向けたかみ砕いた内容での説明であったため。
- モニターの音を聴くということを再確認させられた
- 疑問が解決できた
- モニターについて不得意分野であったのでわかりやすく講義してくれたため理解することができた
- 明日からどう活用していけば良いか学べた
- 麻酔科の視点が分かった
- どのように測定値を評価していくべきか理解できた。
- 実際に音を聞いたり考えたりすることでより理解出来た
- 明日から役立つ知識だった
- 術中見ているモニター内容がより身近になり対応に活かせると思った。
- わかりやすいが、資料が手元に欲しかった。印刷したかった 2名
- 復習になる内容もあれば、理解が難しいと感じていた点の説明があり理解に繋げることができた
- 音楽が先に入ってきた。
- 途中聴けなかったところがあるため、ファイルで勉強します
- 実際のモニター音を聞いたり、実感できる講義でした。
- 讃岐先生の講義は何度聞いても毎回楽しく分かりやすいです。
- バイタルサインを観察する際に大切なことをわかりやすく学べたから。
- 全身麻酔下のモニタリング機能がどんどん増えており、客観的に患者の状態を判断できるようになった。モニタリングは判断するための基本だと思い、学び直しに繋がり、説明もわかりやすかった。
- 体温管理はやはり興味深い。プレウォーミングの大切さ、月曜からまたいっそう意識して仕事をしようとおもった。
- 資料が欲しかったです。
- 理解が深まった。
- 讃岐先生の講義は何度も受けています。本も買って読んで勉強しています。今日の講義も復習になりました。ありがとうございます。
- モニターに映し出される一つ一つのバイタルの関係性などとても理解しやすかったためです。
- 苦手な換気に関して学ぶことが出来ました。
- 繰り返し同じような内容で、確認することが出来たと思う。図や絵等でわかりやすかった。
- 再学習できた。
- 音の変換に注意し観察する事や普段、モニター画面を細かく見る事を知った。
- 自分の理解しているところを再確認できた
- 知識の再確認が多かったが、モニターへの因子の考え方が改めて理解できた
- 質問ができればなお良かった
- 資料が手元にないぶんメモが増えたので聞き逃す部分もたくさんありましたが、PI値は見てなかったので、値から生体状態を把握し全身管理に繋げたいです。
- 術中の体温管理の重要性を再認識できました。術中の体温をもっと観察して術後管理に繋げていきたい
- 全体的には学びになったが、マウスなどで示すなどがなく「この」とか言われてどこを示しているのか分からない部分があったため。
- 少し難しい 3名
- 1年目の私には少し難易度が高かったため
- 量が多かった
- 具体的で分かりやすかったです 21名
- 質疑応答での先生の解説がとても分かりやすかった
- とてもわかりやすく続編もお願いしたい
- 今までの他の講師の講義よりわかりやすかった。また講義を受けたい。
- とても楽しい講義で先生の人柄もすてきでした。とてもよくわかりました。
- 重要な内容に絞って説明してもらったため。
- 疑問が解決できた 2名
- 血ガスは今まであまり注目していなかったのでなぜ必要なのかわかってよかった
- 1年目の私には少し難易度が高かったため
- 面白かった。
- 実践に活かせる内容であったため
- 麻酔科医が考えていることをより深く知ることができた。
- 酸塩基平衡が苦手分野だったが、考え方が理解できた 4名
- 普段難しく思っていた血ガスであったが、表を使ったり難しく考えなくても大丈夫、ということが分かったから
- 血ガスについてどこを見るべきなのかが分かって実践していきたいと感じた 5名
- 説明が丁寧だった
- SpO2を過信していた部分があるのでPF比も見ることでより詳しい患者の状態が分かるようになった。
- 現場に沿った内容で、興味深く受講できた。血ガスには苦手意識が強かったが、考え方のコツを理解できた。麻酔科医の視点を知ることもでき良かった。
- 血ガスが苦手だから
- 苦手意識の強い血ガスであったが、講義を受けて少し理解できた気がする。ガスを取るのが楽しみになった。
- 何を見ればよいか、その結果の読み解き方が分かった。より患者さんの状態を理解することにつながると感じた。
- やや難しいところもあったが今後に活用したい
- 血ガスの値が表す意味を詳しく学び、どのように酸素化を評価するのか知ることができたから。
- 理解するために復習が必要と感じた
- 血ガスから得られる情報のうち、最低限判断するための項目に絞って説明していただきわかりやすかった。後輩指導にも役立つ内容だった。
- 酸塩基平衡が苦手。勉強不足でついていけないところがあった。
- 資料も手元にあったのと、先生の講義の内容が簡潔で的確でした。
- 吾妻先生の講義も仙台で受けたことがあります。そのときも分かりやすかったです。今回は看護師が不得手とする血ガスの領域をいかにわかるように工夫していただき感謝です。また、よろしくお願いします。
- ガス値で着眼は7項目、PF値必須や臨床でイメージしやすい内容だったため 2名
- 血ガスの結果を自信持って報告できそうな気がします。
- 講義の速さに理解が追いつけないところがあって、自分はまだ初級者だなと思い知った
- データだけでなくPF比も計算して考える事を学んだ 2名
- 勉強になった。しかし、血ガスのない施設へ移動してからだいぶたっており、血ガスの無い状態での患者の酸素下の評価など、具体的な質問ができればよかったが、表現が難しく質問できなかった。でもとても勉強になりました。
- ここで学んだことを実践に活かせるようにメモとして持ち歩きたいです。(あまり血ガスをとる場面がない)
- どちらかと言うとHbの値ばかりを気にしていましたが全体的に患者さんの状態をみれることができたら今後の看護に繋がると思いました。
- 今回の内容は1番良く、すぐ現場で生かせると感じた
- 実践に活かせる内容であったため 8名
- 現場で目にする内容が多かったため 2名
- 明日からでもモニターをきちんとみてみる
- 疑問が解決できた
- 具体的な説明が多かった為
- わかりやすかった 3
- 実践的な講義で普段の状況を想定しながら受講できた
- 実例をあげながら説明していたのでわかりやすかった
- 自分が不安としているモニタリングについて知ることができたため
- 資料をもとに自己学習し、理解を深め、生かしたい
- 今までより知識が深まった
- 麻酔科とのコミュニケーションの一助にできる
- モニターについてだから
- 今回学んだ新しい視点で看護を行うことができると感じたから
- より患者の状態をアセスメントすることができる
- 血液ガスの見方がわかりやすかった 3名
- 知らないことが多く興味深い内容だったため
- 指導に取り入れたい 4名
- 今まで、なんとなくの部分もあったが自信につながった
- 充実していた
- 分かりやすい講義だったため知識が広がったように思えるので
- 具体的に例題があったから
- 観察や麻酔科医との情報の共有につなげていきたい
- 本日の講義の知識を活かし、患者さんによりよい看護を行いたい 2名
- 加温方法の仕方が間違っていた部分があり、今後の看護の中で活かしていきたいと思った。血ガスに関しても、結果が出た際にもう少し詳細に見ていきたいと思った
- モニタリングをより詳しく知り、血ガスの項目の比較から、患者の状態把握につなげることが出来そうだから
- どう考えるか、次にどのような行動に繋げると良いかがわかり良かった
- 講義内容を復習しながら見ていきたい
- 血ガス、モニタリング共日々観察できる所なので、患者さんを把握する力を培いたいです
- 今までよりもっとモニターや血ガスの値に注意できそうです
- 今まで麻酔科頼りでしたが、看護師もモニター、血ガスの数値などをみながら異常に気付き対応できるよう看護に役立てたい
- 生体モニターや血ガスはとても身近な存在であるため学んだことをすぐに生かせそうだから。 2名
- 活用できるよう整理して携帯できるようにしたい
- 日々の業務に直結するないようだったので、実践でも指導でも役立つ
- 意識してデータを観察していけるから
- 手術中の麻酔科医のモニターの見方を以前より深く知ることができた
- モニタリングの基礎知識が理解できた。アセスメントし看護提供できるようになりたい
- 今後、モニターの観察時役立てたい。麻酔科医に聞いてみるのもいいと思いました
- これからは、モニターの値だけでなく、なぜそういう値なのかアセスメントして看護できるようにしようと思った
- モニタリングから患者の変化に敏感になり行動できるナースになれるから
- 一つ一つの事を言葉にすると裏付けとしてはこのようになって関連しているのかが分かったため
- 普段麻酔科医が行ってくれている行為やモニタリングを外回りの時に理解し看護につなげることができると思いました
- 数字に対して意味を持って確認して行くことができ、アセスメントにつなげていけます
- 意識してモニターを観察しようと思った。手術の状態から、モニターを関連させてみていくことを再認識した
- 理解出来なかったところもあったが理解できたところから少しずつ業務に活かしていきたいと思った
- モニタリングの視点
- ポイントなど、普段あまり注意が向いていなかった点にも気にして、五感で観察していきたい
- 普段行っている看護を深めることができた
- 忙しく麻酔科が術中不在の時もあるので、モニターから患者の変化、異常を判断しいち早く報告できる知識を身につけることができた。また麻酔科がどのように判断し設定変更や輸液、薬液投与などを行っているのか少し理解できたので、今後も現場で麻酔科に確認しながら全身管理をしていきたいです
- 苦手に思っていた箇所が少し言葉にすると関連性が見えて現場に行かせられそうな感じを受けたから
- データから客観的に患者さんの状態把握することはとても大事なことだと感じました。麻酔科任せにするのではなく自分もデータから患者の状態を読み取れるように日頃から訓練していきたいと感じました
7.今後、開催してほしい研修はどのような研修ですか?できるだけ詳細にお書きください。
33件の回答
- 皮膚トラブルの予防と対応
- 術式別の体位固定方法や褥瘡対策方法について
- 術式や手術操作を理解できる内容
- 各手術についての解剖生理や術式についての研修があれば参加したい
- コロナや感染症患者さん対応手術 4名
- コロナ患者の手術時の感染対策
- SSIについて 3名
- 新人教育について 他病院手術室の教育について知りたい
- 術前看護
- 手術看護の記録に関した研修または意見交換会
- 継続看護につなげられる手術看護記録
- 全身麻酔薬について、利用方法や注意点など
- 大量出血時の対応
- 手術体位の勉強会。できれば、実際に体位をとったりできるといい。
- 電気メス、バイポーラ、デバイスについて
- 手術体位、ダビンチ手術について、心臓血管外科手術に関連したもの。スワンガンツのモニターの見方。など
- 手術体位の仕方(特殊体位)と合併症予防
- 他職種との連携についてコミュニケーション方法など
- 麻酔薬について
- 深部静脈血栓症について、術前データ、起きた時の対応。スキンテアについて、検査データの見方、年齢、皮膚疾患ごとの皮膚状態、予防策。
- 術前訪問実施し、どのように患者に反映させた看護ができているか。術前・術後訪問をどのように実施してるか。より実践的な内容をしりたい。手術室看護で、看護計画はどうしているか。看護記録としてどのように管理しているか。術後疼痛管理について。実際のチームの活動や患者の反応、満足度
- ラパ下op体位における他院での実際の取り組み等に関心がある。 2名
- 手術別器械台管理法 安全管理、S S Iのデーター活用法 インプラント挿入
- 手術室での教育 講義やグループワーク意見交換会など 指導側と新人側の両面で
- コンパートメント症候群予防、体位ローテーションのズレ防止、これからのコロナ対応
- 手術室運営に関わる看護師の業務内容を、各県の代表的な病院を中心に共有してほしい。例えば、勤務状況(2交代、3交代、当直制)、手術器械の準備をしているスタッフ(外部委託か看護師が行っているか)、麻酔導入時に看護師が何人ついているのか、手術の入れ替えにどのくらいの時間を要するのか、全身麻酔は並列麻酔を行っているのか、特定行為看護師の業務内容、外部業者に委託している大まかな業務内容などです。麻酔科不足、看護師不足が深刻であり、効率的な手術室運営を、研修参加者でデータで共有できるような機会があればとても助かる病院が多いように思います。事前に各病院の手術看護認定看護師などにアンケート等行い、データで共有できる機会があれば良いなと思います。ぜひご検討いただきたいです
- 麻酔看護 症例をもとに講義してほしい。 患者の基礎疾患や身体情報、採血データ、術式なども踏まえて。 また実際に行った大イベントなども話してくださるとより理解できると思います。
8.その他、お気づきの点などございましたら、ご自由にお書きください
12件の回答
- 休憩時間がほとんどなくて頭が疲れてしまい、集中力が下がってしまったので定期的に休憩時間は設けた方がいいのではないかと感じた
- 1時30分までと告知でしたが間違いですか?時間は正確にお願いしたいです
- とても良い勉強会でした。
- とてもわかりやすい講義ありがとうございました
- 時間帯も良かったです。
- 資料のURLを手入力して印刷しようとしたができなかった。(講演1と講演3)各自で用意しなければいけないところがweb開催の難。
- 大変勉強になりました。
- 担当のかた、お疲れさまでした。感謝
- 内容の濃い研修でした。とても勉強になりました。ありがとうございました。