第37回日本手術看護学会東北地区学会の報告
開催日 :平成28年6月4日〈土〉
会場 :仙台市情報産業プラザ(AER)5階多目的ホール、6階セミナーホール
平成28年6月4日〈土〉、373名の参加のもと第37回東北地区学会が開催されました。
今回の学会は、特別講演「医療安全に関するトピックス~いま手術室看護師が知っておきたいこと」と題し、九州大学大学医学研究院・准教授、九州大学病院 病院長補佐の鮎澤純子先生をお迎えし御講演を頂きました。医療安全に関わる今まさに必要とされているフレッシュな内容も交え、ヒューマンエラーについて、安全の先に「質」があることを念頭において考えていかなければいけない事。それに加え初めて耳にする言葉も多く、自分の学習不足を反省させられた場面も含め、非常に勉強になりました。
ランチョンセミナーは[3M]の協賛で、「周術期体温管理」と称し、東北大学病院 手術部麻酔科・材料部副部長 准教授の江島 豊先生から御講義を頂きました。
手術中の体温管理に関連することを色々な角度から視点を変えてお話頂きました。
体温管理の重要性や合併症等を含め、学びを深めることが出来ました。
最後に「手術室看護師が実践するフィジカルアセスメント」はKKR札幌医療センターの手術看護認定看護師の児玉美樹先生から御講義を頂きました。
手術中に看護師が実践している様々な行動を取り上げ、場面を通して具体的な対応についてポイントを押さえて御講義頂きました。理解しやすく、すぐ実践に結び付けられる内容でした。手術室経験年数に関係なく、多くの参加者が興味のある内容で好評であった。
次回は術後のフィジカルアセスメントに繋げていくというお話も頂き、更に手術室看護の質の向上に繋げられればと期待するところである。
冒頭でも触れましたが、今回の参加人数は過去最高の参加人数となりました。
この勢いで、第30回年次大会もご協力をお願いします。