手術看護に関する研修会の報告
開催日 :平成23年7月9日(土)
会場 :仙台市情報・産業プラザ セミナールーム 仙台市青葉区中央1-3-1 AER(アエル)6階
去る7月9日、震災後、初めての研修にもかかわらず東北各地から105人もの手術室看護師が集い、東北地区学会の研修が開催されました。午前の部、講演1では、福島県立医科大学附属病院 認定看護師 貝沼純先生から「麻酔看護」についてご講演いただきました。局所麻酔に焦点を当て、局所麻酔薬の効果からアナフィラキシーショックの対応の方法まで実践に役立つ講義をしていただきました。講演2では、宮城県立こども病院 麻酔科部長 井口まり先生を講師にお招きして、「こどもの麻酔」についてご講義いただきました。大人の麻酔とは異なった、こども麻酔の特殊性を分かりやすくご講義いただきました。講義の後半では、2008年12月から2010年3月までの南極大陸における過酷な医療活動の貴重な経験を拝聴することができました。午後の部は、東北地区の手術看護認定看護師が企画した情報交換会が行われました。事前に希望した10のテーマごとに他施設での取り組みや現状を情報交換でき有意義な時間を共有することができました。終了後のアンケートでは参加者の68%の方が期待通りの情報交換が出来たと回答し、「手術看護師の交流が少ない中で今回の情報交換会が有意義であった。」「楽しかった。」「またやって欲しい。」などの意見が寄せられました。研修での短い時間でしたが、同じ手術看護という看護に携わる仲間として、日々忙しい現状を分かち合うことが出来、最後には井口先生からの南極大陸の素敵なショットが納められた絵葉書のサプライズプレゼントがあり、明日からの手術看護の活力になった研修でした。